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天才となんとやらは紙一重の体現

突然ですが、六本木の森美術館で開催されている会田誠展に行ってきました。


まあ突然と言っても、Twitterで事前に「行きたい」「行ってくる」とツイートしてたので、フォローしてる人には突然でもないですが。

最初にこの美術展を知ったのは、Yahoo!のニュースだったかな。展示されている作品が児童ポルノに該当するのかどうか、という記事だった気がします。
それで興味を持ったんですね。その時は会場が六本木という非常にハイカラな場所だったので「行く機会があれば」程度だったんですが、先日のキャララ後の送別会を兼ねた飲み会で、実際に観に行ったフォロワーさんからカタログを読ませてもらったんですが、これがもう色々とキたんですね。

結論から言ってしまうと、正直この人は頭のネジが全部ぶっ飛んでると思います。でも同時にそれが天才であることなのだなというのも、実際に見てきて実感しました。

僕は芸術的なセンスというのは、ほぼ皆無だと思ってます。そもそも芸術というのは、偉そうにしてる人が認めてこそ芸術になるものであって、その他一般人の意見なんてのはあくまで個人が抱く感想でしかないというのが持論だったり。
なのでまあ、一通り観てきたものの、あれを芸術と言っていいものかどうかは全くわかりません。ぶっちゃけ「現代アート」とか冠せば何でもいいんじゃねーの?という風潮な気もしますが。
ただまあ「芸」というのがその道の技術力であり、表現力であるという意味では確かに芸術なのかもしれません。

なんというか、事前にカタログを軽くみた限りでは「よくわからん芸術」+「グロ」+「少女」という感想しか抱きませんでした。
確かに「犬」シリーズだとか「切腹女子高生」「ジューサーミキサー」などは少女がダルマ状態になっていたり、少女たちがミキサーにかけられていたりとグロ要素が濃くみられます。
しかしそれは多分、まだマシな方だったと行ってみて理解しました。

なんというか、狂気を感じましたね。価値観が狂っている。世界が狂っている。総てが混沌として、狂気に満ちていたように思えます。大げさかもしれませんが、初めてクトゥルー神話の邪神のイラストを見た時と同じ気分になったと思います。

「食用人造少女・美味ちゃん」シリーズ、名前は忘れましたがテントにぬいぐるみやらいろいろとデコレーションを施した展示物など、正直こっちの方がスペース区切った方がいいんじゃねーの?と思う展示物ばかり。
一つ笑ったのは、「モニュメント・フォー・ナッシングIV」という展示物。
最早いったい何を表現してるのか凡人には理解できませんでしたが、これは福島第一原発事故に関連するTwitterでのツイートを集めてモニュメントにしたもので、まんま個人のアカウントのツイートを使用している著作権とか大丈夫なのか不安になる一品ですが、なんとその中にあかりbotがいたんですね。これはもう噴きましたw幸い僕のツイートは拾われてなかったので一安心。

まあともかく、ほぼすべてが混沌に満ち、狂気で溢れていた訳です。

個人的に、唯一「芸術的だ」と心の底から感じることができたのは、少女に関する作品のみでした。
というより、周囲が混沌と狂気に満ち溢れていたからこそ、少女の肢体が一際美しく神聖なものに感じたのかもしれません。

僕自身が好意的に言えば少女を愛する人間、一般的に言ってしまえばロリコンであるから殊更に感じたのだと思いますが、この人が描く少女は実に素晴らしい。
全身のラインが綺麗なんですよね。よくある萌え系のイラストとは違う、肉の質感のある、質量を感じられるんです。特に胸のラインはまさに僕の理想を描いていると言っても過言ではありません。

特に感嘆したのが、やはり宣伝用のチラシ、ポスターの絵柄として採用された「滝の絵」でしょうか。
中学1年から2年の少女が、スク水姿で滝で水遊びをしている作品。
順路的にはどのあたりだったかは、全ての作品が衝撃的すぎて曖昧ですが、混沌と狂気に満ちた作品の中で、唯一無垢で純粋な少女が描かれている。周囲が混沌と狂気に満ちているが故に、その純粋に水遊びを楽しむ姿が一際輝いているように思えます。
個人的な趣味で言ってしまえば、成長期にあたる少女が、自身の成長を見越して大き目のサイズのスクール水着を着用したが故に、ちょっと胸元が緩めで膨らみ始めた谷間が覗いていたり、肩紐が外れかかっていたり、クロッチが股間に食い込んでいるのを直していたりといった描写が、死に近い描写が多い作品の中で唯一、少女の生を感じると同時に、芽生え始めた性が描かれていると感じました。

何を言ってるのかいまいち伝わらないと思いますが、そういう趣味を持ってる人間変態としては非常に共感する部分が多かったという事です。

正直な話、グロいというよりも狂気に当てられて若干気分が悪くなることもあるかもしれませんが、少なくとも観て損はない作品ばかりだと思います。そう感じることが出来るのも、また芸術であるということなのかもしれないですね。

この手の作品では常に「規制」というのが争点というか論点として出てきます。僕が興味を持つ切っ掛けになった記事も「児童ポルノにあたるか」という内容でしたし。
何度も書きますが、作品の多くは少女を切り刻んだりして、女性を冒涜しているともとれる内容です。女性の方がみたら不快に感じるんじゃないでしょうか。まあ女性の客も多かったんですけどね。

ですが別に駅前や公衆の面前で公開している訳でもなく、ちゃんと観る意思のある人間が自分で観に行かない限り視界には入らないので問題はないんじゃないですかね。
自分の視界に入っていなくても、自分の気分を害する作品だから反対。というのはいくらなんでも暴論過ぎますしね。

分別のある人間が自分の意思で観に行くのであれば、それを他人が止める権利なんてある訳ないですよ。
少なくとも、僕は観に行ってよかったと思ってます。カタログもしっかり買いましたしねw

この会田誠展は3月31日まで開催中なので、春休み期間なんかに興味がある人は自己責任で行ってみてください。


最後に気分が悪くなった遠因。

展望室

なぜだか案内されるままに展望スペースに行ってしまったという(;´Д`)
僕、高所恐怖症なんですよね……。頑張って下を見ようと思ったんですが、終ぞ窓ガラスから1m以内に近づくことが出来ずそのまま文字通り逃げるように退散。というかマジで逃げました勘弁してください。・゚・(ノД`)・゚・。


月と東京タワー

最後に、ちょうど月が東京タワーに重なっていたので撮影。ちゃんとしたデジカメをもっていかなかったことが悔やまれます。

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