マクロスシリーズで一番好きなのはどれか、と訊かれたらやっぱり7シリーズが一番かなと。
リアルタイムで見ていたというのも大きいけど、やっぱり熱気バサラの、歌い続けるというスタンスを貫く姿と、最初は否定的だった周囲の人間もやがて理解し、変わっていく様なんかが大好き。
特にマクロスと言えば歌と三角関係。
三角関係に関しては今まで主人公とWヒロイン、もしくは主人公とヒロインとライバルという関係で、トライアングルは一つだけだったのが、7ではバサラを頂点にしてミレーヌ、ガムリンという7船団のトライアングルと、シビル、ギギルという敵方であるプロトデビルンとのトライアングルと二つもあるんだよね。
今までと違う点はもう一つ。ライバルとなるガムリンとギギルは、それぞれヒロインに対する何らかの愛情はあるのに、肝心のバサラと言えば恋愛に関しては全く興味がなく、あるのはただ一つ、どんな時でも歌うということだけ。これもまたおもしろいよね。(その割にはラブソングが多いというのは謎だけどw
その歌に関しても、今までと全く違うというか、これが正しくあるべき姿とも言える感じ。
マクロスと言えば歌で戦争を終結させるイメージがあるけど、超時空要塞もFも結局のところ、歌というのは相手と理解しあう為の手段でしかなくて、戦争を終わらせたのは結局武力でしかなかった。
その点、7の場合は本当に歌で戦争を終わらせた。勿論その合間に兵器での戦争もやっていたけど、最終的にはプロトデビルンが歌を知ることによって、他の生命体からスピリチアを奪うことなく、自ら生み出すことができるようになったことで戦争は終わった。歌で本当に戦争を終わらせたのは7だけなんだよね。
で、こんな感じで7が大好きな僕がマクロスFB7を観に行ってきました。
とりあえずネットで感想を調べてみると、編集が酷く、7メンバーはガビルしか新規作画ないし、最後のライブしか見所がない。というのが大半。
まあ確かにその通りだった。編集は脈絡も無いように感じたし、なんでガビルが出てきたのかも理解出来なかった。
ただ前半はともかく、後半は流れに沿ってやっていたので知らなくてもある程度理解出来そうだけど。
個人的な感想は、前半はシビルのアヘ顔特集だったなと。
「ゾクゾク……!!」って言ってるシビルの顔ばかり連続で繋がれてるからどうみても絶頂を迎えてアヘってるようにしかみえなかったんですよwwwwwwwwwwwwwwww
あと後半のゲペルニッチのアヘ顔とか叫んでるやつもセイラさんが浮かんできて笑いをこらえるのが大変だったw
とまあ、ネタ的な感想だけじゃなく、金龍隊長の「お前にラブハァアアアアアアアアアアトッ!!」とかギギルの自爆のシーンとか見れたし、何よりFBの楽曲を映画館の音響で聴けたので個人的には良かったかなと。
個人的にFのメンツいらなかったんじゃねって逆に思ってしまうw
まあFは小説版の劇場版はともかく、TV版はそんなに熱いシーンないし、そんなキャラもいないのであまり好きじゃないんだよね。ぶっちゃけるとシェリルもランカも好きじゃない。この二人が原因で担当声優さんもあまり好きじゃなくなりかけた程w特に中島愛の声は最初は良かったんだけど、最近は聞いてると某ライフライナーさんの声みたいに頭に響いて頭痛がしてくるという……。
好きな人には申し訳ないんだけどね。
まあともかく、アルトもハブられてるし、Fとかどうでもいい人にしてみれば心底いらなかったんじゃね?って思える。
最後のライブも別になぁって感じ。
なので総合的に判断して、1800円出してみる映画じゃない。映画の日を使っても正直7が好きじゃないと辛い。DVDでレンタル100円で更に半額の日になったら借りてみるといいよってレベル。
ただ、これが絶叫ライブスタイルの上映会だったら最高だったかもしれない。
7はBGMというのが無く、全部歌が流れてるので歌えるし、何より金龍隊長やギギルのシーンで絶叫できる。
これだったら1800円出してもよかったなって思える。
もしこれから観に行く人がいるなら、Fしか知らないならやめておけと言っておく。
予め7観てから行った方がいいよこの映画はw
多分初めてのお勧め出来ない映画だったかもしれないw
以上、マクロスFB7感想でした。