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10年目のクローバー


どうも、南雲です。


どこに書いておこうか迷いましたが、やはり最初の部分に書いておきたいと思います。


今回の記事はレビューとかそういった記事とは全く違うものです。
これは僕がCloverDay'sという作品をプレイして、どう感じたかというのを率直に書いている記事になります。

感想とも、若干ニュアンスが違うかもしれません。

僕が「Clover」という名を冠したこの10周年記念作に対して、どういう想いをもってプレイして、どう感じたかという記録になります。
僕という人間を知らない人にしてみれば「うわキモ」と感じる部分が多いと思うので、興味がない方は読まない方がいいです。
僕がALcotやCloverHeart's、CloverDay'sにどういう想いを抱いていたかを綴っているだけの記事になります。

それだけ、最初に書いておきたいと思います。




 
                                                                        


3月28日に発売された、我らがALcotの10周年記念作「Clover Day's」の攻略がようやくおわりました。



「信者のクセに遅くね?」


という声は勿論あると思いますが、僕の場合恐らく普通の人と真逆でして


「好き過ぎてプレイして終わらせるのが勿体ない」


という思考なんですね。
ホント、ALcotのゲームはどれも大好きなんです。大好きだから、プレイして終わってしまうのが非常に寂しいんですよね。
ほら、遠足は当日もそうだけどその前の期間もドキドキわくわくして楽しいじゃないですか。あれと同じようなものです。



尤も、流石に3か月というのは、仕事やら原稿やらがあったとは言え長すぎたかなと思う事もあったり。
しかしそれも、10周年記念作ということであれば止む無しと個人的には思っております。




「10周年記念作」



エロゲというものを嗜んでいれば、この10年の間に数多くのエロゲメーカーが解散していったのはご存知のハズ。
そもそもエロゲというのは、1万円近い高額なゲームでありながら、その大半がやり込み要素の無い、読んでしまえばそれで終了のジャンルであります。
であるにも関わらず、その開発には多くの費用が必要となり、一本でもコケれば経営が傾く可能性がある、非常にリスキーな世界。

そんな世界で、2003年に「Clover Heart's」でデビューしたALcotが、遂に10周年を迎える事が出来たというのは、一人のファンとして、10年間応援し続けてきたファンとしては自分の事のように嬉しく思っています。

そして、その10周年を記念する作品への期待というのは、否応なしに高まってしまうものなのであります。



しかしながら。



しかしながら、であります。



非常に心苦しい話ではありますが、この10周年記念作である「CloverDay's」は、僕の心に触れることはありませんでした。


つまらないとか、退屈だったとか、そういうレベルの話ではないのです。


つばめ、泉、ヒカルヘキル、杏鈴、杏璃。

どのキャラクターのルートも、実にALcotらしいテーマで、実にALcotらしいシナリオであったのは間違いありません。
最終的な感想を言ってしまえば、どのキャラクターも可愛いし、魅力的な子たちです。
シナリオも読み終えて「面白かった」と言えます。

しかし、残念ながら大半のシナリオにおいて僕の琴線に触れることは、終ぞ無かったのです。


なぜ、琴線に触れることがなかったのか。

まず挙げられるのが「シナリオが読みやすすぎた」ということです。

どのルートも「実にALcotらしいシナリオ」です。
しかし、逆に言うとそれはつまり、今までのALcot作品をプレイしていれば「どういうテーマであり、どういう展開なのか」というのが容易に想像できてしまうのです。
勿論、それは今までの作品でも多く見られたことではあります。
ですが、それでも琴線に触れるものであったと、僕は思っています。
王道というのは変化なく続けてしまえばマンネリと化す、非常に危うい道です。
ALcotではその王道を貫きつつ、作品ごとに調味料を変化させて楽しませてくれていたと、個人的には思っています。
例え展開が読めたとしても、演出や声優さんの演技、もちろん個々のテキストは全く違うのですから、そういった部分で感動して、目から熱い汁が出ることは多くありました。

今回は、それが感じられなかった。
勿論、変化はありましたし、盛り上がるシーンでは熱い汁が浮かぶこともありました。
しかし、残念ながら全体的な評価は上記した通りです。

一番のお目当てであった杏鈴と杏璃のルートも、すごく良かったんです。


本当に良かったんです。


二人とも可愛いし、滅茶苦茶健気で、良い子で。


でも、それでも本来なら琴線に触れた筈なのに、僕の心に触れることはできなかった。


しかし、これはプレイ前から予想されていたことでもあります。
そして、同時に一番恐れていた事態でもあるのです。




どんなに上質な食材を使って、どんな調味料で味付けをしたとしても。




「Clover」の名を冠する以上は、どうしても比較してしまう。

比較して、塗りつぶしてしまう。



10年前。たまたま雑誌でCloverHeart'sを知った僕が最初気になっていたのは、今の嫁である玲亜ではなく、ちまりでした。

ところが、プレイしてみればちまりが出てくるのは玲亜ルート2章からです。
その時点で僕は既に玲亜の真っ直ぐな可愛さに落ちかけていて、そしてちまりルートの衝撃で、僕は玲亜一筋になった訳です。

玲亜のあの真っ直ぐな好意。そして、ちまりに関するイベントの衝撃というのは正直、途轍もないものでした。

そして、作品そのものテーマも、深く、心に残りました。
とある事件が切っ掛けになって、大切なものを失い心に傷を抱えた双子の兄弟が、同じく大切なものを失い、心に傷を抱えた双子の姉妹と暮らすことによって、傷を互いに乗り越え、大切な欠片を取り戻す。

この切なくて、心が温まる作品は僕という人間に相当な影響を与え、初プレイから10年経った今でも、僕が最も愛する作品となっています。

勿論、10年という月日により思い出補正というのが掛かっているのは否定できません。

しかし、「Clover」という名を冠する以上は、比較せざるを得ないのです。


ただ、僕の中で「CloverHeart's」という作品はそれほどまでに重かった。


直接の続編ではないとは言え、10年の時を経て、再び同じ名を冠するゲームが出ると聞いたときは、歓喜と共に、過去の名作を超えられなかったどうしようという不安がありました。

この場合の不安というのは、スタッフさんの努力が足りずに超えられない不安ではなく、僕自身が冷静に評価することができないという不安です。

同じ名を冠するゲームとは言え、方向性は全く違うものであるのは当然であり、だからこそ公平な評価をしたいとしたいと願ってはいたのですが、結局それが出来たかどうかは非常に怪しいものです。


率直な感想を言ってしまえば、面白い作品です。
キャラクターも可愛いし、掛け合いも面白くて、シナリオも丁寧で、先が読めてしまうものの全体的に面白かったです。

ただ、心底残念なのは、CloverHeart'sと比べてしまったことにより、僕の心に触れることが出来なかった。

僕のALcot、CloverHeart'sや玲亜に対する思い入れの強さというのが裏目に出てしまったみたいで、心底残念でなりません。


以上が、全編通してプレイした直後の、率直な感想になります。
恐らくこういう感想は非常に特殊なケースだと思うので参考にはしないでください。


10周年記念作への感想がこんな結果になってしまいましたが、ALcotには変わらぬ想いを抱き、次回作を楽しみにし続けていきたいと思っています。


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